후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠3(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 214,131자 · 423화면
神尾主膳が本通りを甲府へ帰りついた時分に、大泉寺の鐘が九ツを打ちました。その時分にこの古城のところを机竜之助が歩いていました。やはり宗十郎頭巾を冠って杖を持って刀を差している。その行先はいずれであるか知らないけれども、向って行くところは、やはり甲府の方面であります。
八
その晩、甲府八幡宮の茶所で大欠伸をしているのは宇治山田の米友であります。
土間には炭火がカンカンと熾っている。接待の大茶釜が湯気を吹いて盛んに沸いている。そこで米友は、こちらの畳の上に胡坐をかいて遠慮なく大欠伸をしています。
下には浅黄色の短い着物を着て、上へ白丁を引っかけて、大欠伸をした米友は、またきょとんとして大茶釜の光るのと、それから立ちのぼる湯気と、カンカン熾っている炭火とをながめていましたが、
「どっこいしょ、燈籠のあかりを見て来なくちゃならねえ」
と言ってそこを立ちました。立つ時に米友は億劫そうに烏帽子を冠って、その紐を横っちょの方で結んで、銅の油差を片手に、低い床几を片手に持って、草履をつっかけて外へ出ましたのです。
「なんだか知らねえが、今夜はこの八幡様へでえだらぼっちが来るそうだから、それで燈火を消しちゃあならねえのだ。