후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠6(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,112자 · 362화면
四
振廻すところを見れば、薩摩の勢力を看板にする、実は無宿浮浪の徒でもあろうかと思われるにも拘らず、その途中、この冒涜極まる浮浪者を取締る機関が届かないのは、よそに見ていても歯痒いようです。もしや市中取締りの酒井左衛門尉の手に属する者にでもでっくわそうものならば、血の雨が降るだろうと、町々の者はヒヤヒヤしているけれど、酒井の手の者も、ついにここまで行き渡らないで、この乱暴者の一隊は金の御幣を守護して、とうとう三田の薩州屋敷へ乗込んでしまいました。
四
下総国小金ヶ原では、このごろ妙なことが流行りました。
月の出る時分になると、一人の子供が、一月寺の門内から一人の坊さんを乗せた一頭の馬を曳き出すと、
やれ見ろ、それ見ろ
筑波見ろ
筑波の山から鬼が出た
鬼じゃあるまい白犬だ
一匹吠えれば皆吠える
ワンワン、ワンワン
というこの地方の俗謡の節を、馬を曳き出した子供が面白く口笛で吹き立てると、小金の宿の者共が、我を争うて彼等の廻りを取巻きます。
この寺から馬を曳き出して、口笛を吹いているのは、両国の見世物にいた清澄の茂太郎で、その馬にのせられている坊さんというのは、お喋り坊主の弁信であります。