일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠6

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠6(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,112자 · 362화면

아오조라 문고

十

それは佐内町の伊豆甚という質屋の娘で、酒井家に屋敷奉公をしているうち殿に思われて、お手がついてお部屋様に出世をして当時は、ある事情のもとに宿下りの身分であるという一件だ。その名はお柳という。これだけのことを聞かせてやるから、あとは貴様の思うようにしてみろ」

南条は平気な面で、これだけのことを言いました。いったい、この南条という男は、ある時は慨世の国士のようにも見え、ある時は、てんで桁に合わないことを言い出して、掠奪や誘拐を朝飯前の仕事のように言ってのけもする。

ここにはまた勧めるのにことを欠いて、がんりきの百蔵というやくざ者に向って、こんなことをも勧めたのは、油紙へ火をつけてやるようなものです。ただでさえも、そういうことをやりたくって、やりたくって、むずむずしている男に向って、こう言って筋を引いては堪ったものではありません。つまり、いま江戸市中の取締りに当っている出羽の庄内の藩主、酒井左衛門尉の愛妾を盗み出せとけしかけたものです。

「先生、がんりきを見込んでそうおっしゃって下さるのが有難え」

がんりきは、額を打って恐悦しました。

十

多分、厚木へ一晩泊り、荻野山中へ南条を送りつけて一晩泊ったのであろうと思われるがんりきの百蔵は、前と同じ道を逆に八王子方面へ向けて帰り道です。