후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠6(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,112자 · 362화면
を以てあえて争わなかったところは、沈勇にして謀を好む人傑の面影を見ることもできます。武田信玄の股肱として、一二を争う智将であったことは疑うべくもない。
その高坂弾正に一人の遺子がありました。幼名を甚太郎といい、後に甚内と改めたその人がすなわち、鳥越の永護霊神として、半ば実在の人となり、半ば荒誕の人となり、奇怪な盗賊として祀らるるに至りました。
父が没してこの遺子は、祖父の高坂対馬に伴われ、没落の甲州をあとにして、摂州芥川に隠れて閑居しているところへ、祖父の知人であった宮本武蔵が訪ねて来て、夜もすがら語り明かした時に、祖父の対馬が甚内を武蔵に預けました。そのとき甚内は、まだ甚太郎といって、年僅かに十一歳であったということです。
十一歳にして宮本武蔵に預けられた甚内は、その時から武蔵に従って江戸に下り、武蔵が神田お玉ヶ池の近傍に道場を開いた時(武蔵がお玉ヶ池へ道場を開いたことがあるかどうか考えないで伝説をそのまま借用すると)、そこで武蔵から真免流の免許皆伝を受けました。それは甚内が二十一歳の時のことであるということです。
その時分、甚内は人の活胴を試みたく、ひそかに柳原の土手へ出て、往来の人を一刀に斬り倒していたが、或る時、飛脚を斬って金を奪ってから、ついに辻斬が盗賊にまで進んだ。