일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠6

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠6(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,112자 · 362화면

아오조라 문고

興味はあるべきはずはないけれども、この際、何とはなしに帰りたくなったものと見れば論はないが、肝腎の早駕籠は甲州の裏表の街道、いずれをも飛んで行く形勢はなくて、意外千万のことには、その夜の大引け前になって、竜之助は杖をついて、吉原の大門内を忍びやかに歩いていました。

お銀様は吉原の廓のうちを探していたけれど、その時分には竜之助はあまり吉原へは立入らなかったようです。

今日この時分にここへ入り込んだ竜之助の姿は、あまり人目にはつきませんでした。茶屋から行こうとするのでもなく、以前神尾に連れられて行った万字楼をさして行こうでもありません。茶屋と妓楼の軒下を例の通り忍びやかに歩いて、巴屋の前へ来ると立ち止まりました。そこで、彼が巴屋の暖簾を押分けて入ってしまったきり、出て来ないのは不思議です。

竜之助の姿が巴屋の暖簾の下で消えると、まもなく、

「大隅さん、大隅さん」

と誰やらの呼ぶ声が聞えました。

「あいよ」

二階の一間で返事をしたのは、若い女の声であります。

「按摩さんが参りましたよ」

「あ、そうですか」

まもなく番新がそこへ連れ込んだのは、按摩さんとは言い条、決して机竜之助ではありません。