후리가나로 읽는 일본 고전
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
三好 十郎의 天狗外伝 斬られの仙太(てんぐがいでん きられのせんた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,347자 · 243화면
以下斬合いが終ってしまうまで双方全然無言である。博徒の半円が次第に右に廻り込んで来る。それにつれて仙太もジリジリと左に廻り込んで行き、炭焼竈をこだてに取る体勢になる。間。凹みにいる加多、黙って大刀を鞘ごと抜き地に置いて手で仙太の足元へ押してやる。仙太気付いて大刀と加多をパッパッと見て、驚き、これも敵だと思い、とっさに一、二歩右へ寄ろうとする。油断なく八人に身構えしながらである。
加多 大事ない、使え!
仙太 ……(加多が敵でなく、自分に刀を貸してくれたことがわかり)へい!
と言って、足元の大刀を取らうとするが、その隙がない。隙を造らうと、円陣に向って四、五歩バッと踏み込む。博徒等四、五歩下がる。が元の所に返った仙太が大刀を拾わない間に円陣は再びズズッと迫っている。間。仙太、いきなりオウ! と吠えて持った折れ刀を円陣の中央めがけて投げ付ける。虚を突かれて博徒達がタタラを踏んで五、六歩も後すざりするのと、仙太が大刀を拾って抜いて構えたのが一緒。そのまま、仙太、ウンともスンとも言わずにツツと進んで、円陣を乱されて立直ろうと混乱している博徒の群に斬って入る。誰がどう打込んでどうかわしてどう受けた等まるでわからぬ。