후리가나로 읽는 일본 고전
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いきにんぎょう
天狗笑い
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 天狗笑い(いきにんぎょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,400자 · 44화면
さあそれが評判になりまして、「甚兵衛の人形は生人形」といいはやされ、町の人たちはもちろんのこと、遠くの人まで、甚兵衛の人形小屋へ見物に参りました。
三
町の祭礼がすみますと、猿は甚兵衛に向って、都にでてみようではありませんかといいました。甚兵衛もそう思ってたところです。田舎の小さな町では仕方がありません。大きな都にでて、世間の人をびっくりさせるのも楽しみです。それでさっそく支度をしまして、だいぶ遠い都へでてゆきました。
甚兵衛は、都の一番賑やかな場所に、直ちに小屋がけをしまして、「世界一の人形使い、独りで踊るひょっとこ人形」という例の看板をだしました。すると、甚兵衛の評判はもうその都にも伝わっていますので、見物人が朝からつめかけて、たいへんな繁昌です。甚兵衛は得意になって、毎日ひょっとこの人形を踊らせました。
ところがある日、甚兵衛は例のとおり、「歩いたり、歩いたり、……踊ったり、踊ったり、……飛んだり、跳ねたり」などといって、自由自在に人形を使っていますうち、つい調子にのって、「鳴いたり、鳴いたり」と口を滑らせました。けれども人形は一向鳴きませんでした。