후리가나로 읽는 일본 고전
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たいへいようまじょう
太平洋魔城
海野 十三
海野 十三의 太平洋魔城(たいへいようまじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,147자 · 187화면
(われわれ二人の格闘は一時休戦だぞ――)
「な、なにを、……」
リーロフ大佐は、床にたおれたまま歯をむきだして、どなった。たった今、ケレンコ司令官から、副司令の職をはぎとられたことが、大いに不平でならないのだ。
だが、喧嘩はとにかく一時おさまったらしいので、衛兵長は、室内へはいった。
「司令官閣下。この男です、監禁室にあてた倉庫の中から、とびだしてきた奴は」
そういって、クイクイの神様の背中を、どんと前についた。
「ほう、この髭もじゃか」と、ケレンコは目をみはって、
「ところで衛兵長、お前は、三人のあやしい男を発見したとかいったが、あとの二人はどうしたのか」
「はい、二人はその場で、鉄砲でうちたおしてあります。ご安心ください」
「おお、そうか」
と、司令官はうなずき、クイクイの神様の方にむいて、
「おい、髭もじゃ。貴様は、何者だ。又どうして、こんなところへはいりこんだのか」
クイクイの神様である三浦須美吉には、ことばは通じなかった。彼は、そんなことはかまわず、
「ああ、ゼウスの神よ、奇蹟をもたらせたまえ」
妙な言葉をとなえて、上目づかいに天井をみあげた。
「ああ神よ、床にはうこの牛男が、奇蹟をもたらすといいたまうか」