일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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たいへいようまじょう

太平洋魔城

海野 十三

海野 十三의 太平洋魔城(たいへいようまじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,147자 · 187화면

아오조라 문고

(もう見ていられない。誰もたすけだす者がいなければ、一つ僕がリキーをとっちめてやろうか)

と、太刀川は考えた。リキーは、相当腕節が強そうだが、強い者が弱い者をいじめているのを日本人の血はどうしてもだまって見ていられないのだ。

彼は、拳をかためて、すくっと立ちあがった。その時、足もとでがたんと音がした。何かとおもって下をむくと、東京を出発するとき原大佐から贈られた例の太いステッキであった。

“待て太刀川!”

洋杖が、なにか囁いたようであった。

“お前の使命は、重大だぞ”

大佐が別れにのぞんで彼にいった言葉が思いだされた。

(そうだった。軽々しいことはできない)

太刀川は、一歩手前で、気がついた。彼の双肩には、祖国日本の運命がかかっているのだ。リキーと闘って勝てばいいが、もし負けて、中国少年同様、南シナ海になげこまれてしまえば、祖国への御奉公も、それまでではないか。

(といって、あの中国少年は見殺しには出来ない)

太刀川は、わが胸に問い、わが胸に答えながら、考えこんでいたが、何事を思いついたのか、

「そうだ」といって席をたった。

おそろしい制裁

ダン艇長は、隣室の騒ぎを、まだ知らなかった。