일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しっちょうき

失蝶記

山本 周五郎

山本 周五郎의 失蝶記(しっちょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,072자 · 44화면

아오조라 문고

かれらは部屋へあがり、なにか捜しているようすだったが、一人が刀を持って土間へおりて来た。

「大丈夫ここにいる」と一人が云った、「この刀があるから慥かだ」

「まる腰ででかけたんだな」

「暢びりと山歩きか」とべつの一人が云った、「風雅なことです」

他の一人が戸口へゆき、手を振りながらなにか叫んだ。すると答える声がして、まもなく五人の若侍がはいって来、狭い土間はかれらでいっぱいになった。

「朝めしの支度をしているから、まもなく帰って来るだろう、どうする」

「刀を取りあげればこっちのものだ、ここでやるか」

「いや、大事をとるほうがいい、二人は中にいてその娘を動かすな、ほかの者は外に隠れて帰りを待とう」

「梓は用心ぶかいな」

「谷川主計には、どんなに用心してもしすぎるということはないんだ」

「梓は用心ぶかいよ」

そんな問答をしながら、二人をおすえの側に残して、他の八人は戸外へ出ていった。残った二人は土間の隅へさがり、一人は刀を抜いて、おすえに見せた。

「騒ぐとこれだぞ」とその若侍が云った、「いつものとおりやっていろ、谷川が帰って来てもへんなそぶりをするなよ」

そのとき戸外で叫び声がした。