일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きだんクラブ〔せんごばん〕

奇談クラブ〔戦後版〕

野村 胡堂

野村 胡堂의 奇談クラブ〔戦後版〕(きだんクラブ〔せんごばん〕)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,487자 · 19화면

아오조라 문고

四

或日のこと、佐久間家の表掛りの磨き立てた銅の金具に、クヮッと夕陽の照りはえる頃、一本歯の足駄を踏み鳴らした修験者玄沢坊、表の入口一パイに立ちはだかって、いきなり朗々と法螺の貝を吹きはじめたのでした。

「御無用」

誰かが店で怒鳴りました。虚無僧と間違えたのです。

「御無用とは無礼であろう。拙僧は奥州湯殿山の修験者玄沢と申す。御主人佐久間勘解由殿に御意を得たい」

「――――」

「仏勅で御座るぞ。何をぐずぐず召さる」

虎鬚を喰い反らし、大眼玉をクヮッと剥くと、店にいた二三人は一ぺんに腰を抜かしてしまいました。

「これこれ何を騒ぐのだ、――何、修験者玄沢殿が見えた。丁寧にお通し申せ」

奥から見兼ねて声を掛けたのは、主人の勘解由でした。

「どうぞ此方へ」

「御免」

一本歯を脱ぐと、修験者はそのまま、のっしのっしと家の中へ入ります。

四

「佐久間氏、――頭が高いッ」

「――――」

奥の一室、主客相対すると、いきなり喰わせたのはこの一喝でした。東照宮の御思召で公儀におかせられても格別の御挨拶を下さる佐久間勘解由、公儀御用達とはいっても決して町人ではありません。生れて五十年、乞食修験者から極めつけられようとは夢にも思わなかったのですが、修業を積んだ一喝を喰わされると、思わずハッと首を縮めたのは已むを得ないことでした。