후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
きだんクラブ〔せんごばん〕
奇談クラブ〔戦後版〕
野村 胡堂
野村 胡堂의 奇談クラブ〔戦後版〕(きだんクラブ〔せんごばん〕)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,161자 · 26화면
四
甚だ腹の立つことですが、私ども青白きインテリどもは、諦める外は無い運命でした。
一周年の命日には、厳粛な法要が営まれて、その後で、佐瀬弁護士から関係者一同に申上げ度いことがあるからというので、かつて遺言状を披露した時の顔ぶれを別室に揃えました。
四
鈴子夫人は陰気臭い喪服を脱いで、サフラン色の洋装をしておりました。色の白い鈴子夫人には、この匂うばかりのサフラン色が実によく似合うのです。
森川森之助はすっかり許婚気取りで、明るく忠実に一座を斡旋しております。
「では、皆様お揃いのようですから、早速始めますよ――」
佐瀬弁護士は、咳一咳といった極めて効果的な調子で始めました。
「国府金弥さんには、一年前亡くなられた時に発表した遺言状の外に、もう一つ遺言があるのです」
「――――」
それは誠に予想外でした。一座の人々は顔見合せて、固唾を呑んだのも無理のないことです。
「――それは国府さんが健康を悪くされてから、そっと私を呼んで――死後直ぐに発表する遺言状の外に、私にはもう一つの秘密の遺言状がある。但しこれは、私の死後満一年経ってから、妻の鈴子その他、遠縁の人々や友人達、特に若い望月辛吉君なども立会の上で発表して貰い度い――とこう仰しゃって、私に一つの箱を手渡されました。