일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きだんクラブ〔せんごばん〕

奇談クラブ〔戦後版〕

野村 胡堂

野村 胡堂의 奇談クラブ〔戦後版〕(きだんクラブ〔せんごばん〕)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,531자 · 23화면

아오조라 문고

相手が何を考えて居るか、一種微妙な心のラジオで、端的に鮮明に解るのでした。

憎みも、怒りも、友情も、そして恋も、向い合って直ぐ相手の心を読み取れるとしたら、世の中は、どう変貌するか、試みに考えて見て下さい。其処には偽善も無くなり、陰謀も無くなり、嘘も手管も無くなり、収賄も詐欺も、ヤミ行為も無くなるのです。その上お互の心を読み合うのは、面と向った二人だけとしたら、恋だけは――何と有難いことか、永久に二人の間の秘密であり得るではありませんか。

夢の中の京極三太郎は、矢張り新聞記者でそしてひどく貧乏でした。何処の何という新聞であったかわかりません、第四次元の国では、それで結構通用して居るらしいのであります。

京極三太郎は編集長の云いつけで、錦小路という、曾ての公卿華族を訪ねました。その家の有名なお嬢さんが、映画界に入るという早耳の噂を聴いて、訪問記事の特種を取るためだったのです。

それは薄寒い晩秋の或日でした。山の手の迷路を尋ねあぐんで、漸く錦小路家を捜し当てると、想像以上のひどい家で、応接とは名ばかりの六畳の日本間に通されて暫く待つと、

「――――」

黙ってスーと入って来て、慎ましくお辞儀をした若いお嬢さんがあるのです。