후리가나로 읽는 일본 고전
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きだんクラブ〔せんごばん〕
奇談クラブ〔戦後版〕
野村 胡堂
野村 胡堂의 奇談クラブ〔戦後版〕(きだんクラブ〔せんごばん〕)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,531자 · 23화면
フィナーレ
「苗子さん、あなたは横里君と昨夜何処へ行きました」
そんな当り前の言葉――十分詰問の意味の籠った言葉が、二人の大きなそして最後的な破綻になったことは、まことに当然のことでありました。
苗子の柳眉はキリキリと逆立ちました。
「あら、私は京極さんにそんな詮索をされる覚えはありませんワ、あなたは私の行動に対して何の権利も持って居ないんですもの、お気の毒様」
可愛らしい唇を一寸歪めると、古典的なモナリザの曲線が、忽ちディートリッヒの妖婦的な侮蔑になって、京極三太郎をカッとさせてしまいます。
私はもうこれ以上お話することを止めて、此処で結びをつけなければなりません。
フィナーレ
「事件の最後は簡単で、そして意味深長なものでした。京極三太郎はその晩矢留瀬苗子のアパートで、西洋剃刀で苗子の頸動脈を切ってしまったのです。
苗子の死は、凄まじくも美しいものでしたが、京極三太郎はそれを尻目に見捨てて、大急ぎで自分のアパートに帰ったのです。そして夢の国の恋人、第四次元の世界の錦小路苗子との、恋の遊戯が永久に覚めないように、夥しい催眠薬を呑んで死んでしまったのです。
『京極三太郎の大馬鹿野郎、何という事をするのだ』