후리가나로 읽는 일본 고전
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きぞくはしはらう
奇賊は支払う
海野 十三
海野 十三의 奇賊は支払う(きぞくはしはらう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,269자 · 15화면
「それくらいの穏健な勤めなら、なにも家内を隠すほどのこともなかったですね」
「いや、そうでもありませんよ、苅谷さん。大事な奥さまを一度あの後宮の空気で刺戟した日にゃ、失礼ながらあなたは永生きが出来ませんよ。――それはそれとして、私は烏啼について新しく語るべきものを持って帰りました」
「お土産ですか」
「正にお土産です。帰り際になると、私は女執事からこのような立派なダイヤ入りのブローチを貰いました。小さいけれどこれは間違いなくダイヤモンドです。かの女執事のいうことには、これは主人があなたへのお支払としてお渡しするものだから持って帰るようにといわれました。つまり三日間の勤務に対する代償だというんです」
「いいブローチですね」
「かねて烏啼天駆は、掏摸といえども代償を支払うべしとの説をかかげていたのですが、彼はそれを自ら実行しているのですよ。私の三日間の窒息しそうな勤労に対してこのブローチ一箇が代償なんです。これは天駆があなたの令夫人に対して贈ったものですから、そちらへお収め下さい」
といって探偵猫々はその土産のブローチを苅谷氏の手に握らせた。
事件は解決した。