후리가나로 읽는 일본 고전
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 奇面城の秘密/夜光人間(きめんじょうのひみつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 150,254자 · 300화면
しかし、いくらふりほどいても、つぎの瞬間には、少年たちが取りついていました。
さすがの怪物も、だんだん弱ってきたようです。もうふりほどこうとしません。
そのとき、小林少年は、七つ道具のひとつの、呼びこの笛を取りだして、ピリピリピリピリ……と吹きならしました。やしきの中の刑事たちに、応援をたのむためです。
「さあ、みんな、もうけっして、手をはなすんじゃないよ。こいつを、このまま門のほうへ、ひっぱっていくんだ。そして、刑事さんたちに、引きわたすんだ。」
「うん、だいじょうぶだ。もうはなすもんか。」
チンピラたちは、口々にそう答えながら、一生けんめいに、怪物の両手にしがみつくのでした。
しがみついたまま、少年たちは、やしきの門のほうへ歩きだしました。子どもといっても、七人の力ですからかないません。まっ黒な怪人は、両手を引っぱられるまま、しかたなく、少年たちについてきます。
しかし、怪物は盗みだした推古仏を、いったいどこに、かくしているのでしょう。両手に持っていないことはいうまでもありません。もし、そのとき、小林君が怪人のからだをさがしたら、シャツのポケットかなんかに、あの仏像をいれてあるのを、取りもどすことができたのかもしれません。