일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶぎょうとにんそうがく

奉行と人相学

菊池 寛

菊池 寛의 奉行と人相学(ぶぎょうとにんそうがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,053자 · 17화면

아오조라 문고

しかし、むかしの刑法はまたのんきな所があり、なしくずしに盗めば、百両盗んでも命は無事であったのである。

与力同心が調べて罪科が定まった者は、奉行が判決を下すことになっていた。越前が、長吉の調書を見たとき、「此者は本所緑町に住まっているが、町民の間では義賊と云う噂がある。同人から、金銭を恵まれたる貧民は、数限りもないほどである」と云う備考書がついていた。

本来ならば、佐渡送りの罪科であるが、その備考書に、心を動かされた彼は、三年位の島送りにしてやろうと思っていた。

が、直接白洲で本人の顔を見た時、越前の心は更に動いたのである。色白のやさ男で、呉服屋の手代のような顔をしている。手代と云って、手代の中でも武家屋敷へでも、出入りする位の品格を持っていた。が、その事よりも長吉の人相が、越前が頭の中に思い浮べた隠徳の相の一つに、あまりにもピッタリしているのである。

「顔色ハ白黒ヲ問ハズ眼中涼シクシテ、憂色ヲフクミ左頬ニヱクボアリ、アゴヤヤ長シ」

隠徳の相として挙げられているのは、三項ある。これが、その一項で、長吉はそれに、寸分の隙もなく、あてはまっているのだ。