후리가나로 읽는 일본 고전
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こうじんぶつ
好人物
佐々木 邦
佐々木 邦의 好人物(こうじんぶつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,609자 · 107화면
しかし中途で止められると困ると思って、
「これは油断がならん。定石を知っている」
なぞと言って頻りに煽てた。勝敗の数は無論知れている。いくら笊でも全くの初心よりは強いから、関君は美事千吉君を屠った。
「今度は僕が願おう」
と長谷川君も、この機を逸しては井目置かせる経験を永久に取り逃すと考えて、早速申込んだ。
「迚も駄目だよ」
と躊躇したものゝ、千吉君は断り切れなかった。しかし多少下地がある上に関君の助言が効を奏して、立派に勝ったのは甚だ案外だった。
「後世恐るべしだ。筋が好い」
と長谷川君は感心した。
「少しやれば直ぐに僕等ぐらいになる。正式に始め給え。僕等が指導する」
と関君は長谷川君を代表した。
「物になるか知ら?」
「なるとも。筋が好い」
「それじゃ御面倒を願うかな」
と千吉君は碁打ちになる決心がついた。
囲碁は勝負に興味があるから南画よりも面白かった。関君の家の稽古には長谷川君も出張って相手をしてくれた。長谷川君の家でやることもあった。自分で碁盤を買ってからはお膳の上の茶碗や皿が白黒の石に見えるほど熱中した。両師匠との手合せが間もなく七目に出世し、先頃到頭五目に漕ぎつけた時、安子夫人から故障が出た。