일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こうじんぶつ

好人物

佐々木 邦

佐々木 邦의 好人物(こうじんぶつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,609자 · 107화면

아오조라 문고

買ったり売ったり何遍もしたが、身につくところは極く少ない」

とは嘘偽りのない告白だろう。但し、あの十五円の五百坪が二十円になれば二千五百円儲かる――二十二円だと三千五百円――二十五円に売れば五千円――という具合に勘定するのは、見ず知らずの男女の恋愛を扱った小説を読むよりは遙かに現実的の楽しみがあった。それに生来田園の好きな人だから、土地検分そのものに興味があった。毎日曜に郊外へ出掛けて新鮮な空気を吸う。足跡、阿佐ヶ谷から国分寺あたりまでに遍く、雨上りなぞにあの辺の田圃路を歩き廻れば、泥濘に長靴を取られまいとする努力丈けでも好い体育運動になる。

「村島君、君のような蒲柳の質には持って来いの道楽だよ。唯の郊外散歩じゃ長続きがしない。慾と道連れだから雨が降っても出掛ける。神経衰弱なんか直ぐ治ってしまう。これぐらい健康的な道楽はないぜ」

と大場君は効能を説いた。

こんな風に健康と利益の為めに買っては売り売っては買いを長いこと続けていたが、例の八円の四百坪だけは自力の有難さ、金利が出ないから持ち堪えた。しかし坪三十円になった限り一向上らない。寧ろ下る傾向が見える。