일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こうい

好意

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 好意(こうい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,059자 · 40화면

아오조라 문고

それまでは少しも聞えなかったのに……。」

「それはただ気付かなかっただけのことじゃないのか。」

「いや、しいんとしていて、僕は何かに聞き入るような心持でいたので、気付かない筈はなかったのだ。月を見てから後は雨戸をしめても、うるさいほどはっきり聞えたんだからね。」

「何だか夢みたいな話だね。」

「ああ全く夢みたいな話さ。月を見ながら、あの人がお伽噺をしてくれたんだから。」

「お伽噺を……。」

「そうだまあお伽噺だ。」

その声を聞きつけてか向うの隅で何やら話し合っていた敏子さんと看護婦とが、一度に顔を挙げて私達の方を見た。看護婦はもう朝の身仕度を済していたが、櫛の歯のよく通った大きな束髪と顔に塗った仄白いものとに対照して、まざまざと睡眠不足の疲れが現われてる頬や額の皮膚の下に、何だかこう厳粛な一途な信念とでもいうようなものが露わに覗き出していて、ぴんとした細い一文字の眉が一寸美しく見えていた。が敏子さんの方は、もう先刻の興奮からさめて、解き放されたような安心しきったような風に、細面の頬の肉をうっとりと弛ませていた。

私は眼を外らして、露を含んだ庭の植込に、斜にさしてる黄色っぽい朝日の光を見ながら、吉岡と看護婦とが昨夜どんな話をしたのだろうかと想像してみた。