일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

さいのひみつばこ

妻の秘密筥

佐々木 邦

佐々木 邦의 妻の秘密筥(さいのひみつばこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,212자 · 25화면

아오조라 문고

余技々々と言って得意になっているからには、もっと立派な本技がある筈じゃないか?」

「それは会社員が本技さ」

と但馬君が怺え切れずに買って出た。但馬君は広瀬君が威張り出すと責任を感じる。

「会社が本技で、君の余技は?」

「山登りだよ」

「親不孝は芸じゃあるまい?」

広瀬君は山登りと親不孝を同義語に使う。絵画や謡曲と違って山登りは芸でないという意味だった。

「山登りが親不孝ってのは極端だろう。そんな僻論は通らない」

「しかし君のお母さんは目を泣き腫らしていたよ。常吉はもう帰って来ませんと言って」

「何んな好いことにも間違は伴う。東京市内を歩いていても、交通事故に引っかゝることがあるんだから」

「それは統計上避け難い害悪だ。態雪の山へ登って行方不明になるのとは違う」

「山登りも一種の体育だよ。平地では得られないような訓練があるから、必要欠き難い」

「体育は身体を丈夫にするものだろう? 山の中で途方に暮れて凍え死をする心配はないものだ」

「いや、やり方が悪いと時稀間違が起るんだ。ラジオ体操だって、やり方によっては肋膜炎になる」

「なるものか?」

「なる」

「ならない」

「なる」

「ならない。