일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ごらくろん

娯楽論

戸坂 潤

戸坂 潤의 娯楽論(ごらくろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,484자 · 29화면

아오조라 문고

暇や退屈に苦しむということは抑々贅沢のように考えられているが、併し実際は、労働が出来ないということは人間にとってこの上ない不幸と苦痛なのである。云わば人間は一秒々々の時間について労作の義務を感じているのである。人間生活の時間の有限性が、こういう義務感を発生させる。そうでない限り、永久に「明日ありと思う心」は消えないので、仕事を無限に延引することは少しも仕事の成就を妨げることにはならぬ筈だろう。処が、芸術は長く人生は短い、というのが事実で、そこから時間に就いての人間的責任が生れて来る、という風に説明して出来なくはない。率直な事実は、人間が一般的に労働しないでは一刻も意識生活が出来ないということだ。ところで或る特殊のその場で可能な又必要な労働が何かの原因で気の向かない時に、それに対する全くの弁解のために、他のもっと気の向く、従ってもっと平均的な一般的な這入り易くて責任の軽い何等かの労働を選択する、ということが、暇つぶしであり退屈凌ぎということである。勿論そういう安易労働に多くの社会的効用を期待することは出来ない。だから之を労働と呼ぶことに引け目はあるが、併し少なくとも一種の活動でないとしたら、暇をつぶし、退屈を凌駕するだけの、能動性さえあり得なかった筈だろう。