일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ごらくろん

娯楽論

戸坂 潤

戸坂 潤의 娯楽論(ごらくろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,484자 · 29화면

아오조라 문고

だ。民衆のことではないのである。娯楽は勿論難行道であり得る筈がないから、逸楽とどこか似た点もあるのであるが、併し娯楽の易行道は決して社会の建設的コースから脱線したものであってはならぬ。処でこのコースから逸脱する快楽こそ、所謂逸楽だったわけだ。

では娯楽そのものは何か。大体之を二つの特徴から整理して行くことが出来ると思う。第一は或る社会性であり、第二は或る積極性と云っていい。娯楽の有つ社会性の特色は、それが多くの場合、個人の単独な享受ではなくて必ず相手又は同志があるということに現われる。囲碁・将棋・などの手腕に基く勝負、競馬其の他のような知識と予見とに基く勝負、又は完全な偶然を建前とする勝負(賭博)、単なる競技(撞球其の他の類)、運動による競技(野球・水上・トラック・フィールド・などの競技的なスポーツ)などは勿論であるが、併しそれより大事なのは、例えば演劇・映画・其の他の演芸・スポーツ・等々の鑑賞が、事実に於て決して単独の観客によってはなされないということであり、多数の観客大衆を俟って初めて興行的に可能であるばかりでなく、之を俟ってその鑑賞そのものが初めて娯楽としての好さを生じて来るということである(之が商売乃至職業である場合を勿論除いて考えねばならぬが)。