후리가나로 읽는 일본 고전
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よめとりむことり
嫁取婿取
佐々木 邦
佐々木 邦의 嫁取婿取(よめとりむことり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,654자 · 175화면
「御厄介ばかりかけます」
「何あに、一向構いませんが、矢っ張り純な好いところがありますよ。直ぐ家へ帰れなくて私のところへ寄るってのが可愛いと思いました」
「何時頃でしたか?」
「さあ、五時頃でしたろう」
「それまで何処にいたんでしょう?」
「その令嬢を品川まで送って、直ぐに私のところへ駈けつけたのです。『斎藤さん、両親に何とも申訳のないことが出来ました』と斯うかしこまって、頭を持ち上げません。奥さん」
「はあ」
「流石にお宅の家庭教育は行き届いたものです。私は感心しました」
「何う致しまして」
「家内も山下さんのところは矢張り違うとツク/″\申して、余程参考になったようです」
「種々と御親切に有難うございます」
「態度が実に天真爛漫でした。手落は手落として、若いものは皆あゝあって欲しいと思いました」
「常子や、俊一を呼んで来なさい」
と山下さんが命じた。斯う褒め立てられては文句を言う隙がない。
時を移さず、俊一君が現われて、
「お父さんにもお母さんにも何とも申訳ございません」
と平伏した。
「心配したよ」
と山下さんは流石に怖い顔をした。
「もっと早く申上げる筈でしたが、この手紙を待っていたものですから」