일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うちゅうのまいご

宇宙の迷子

海野 十三

海野 十三의 宇宙の迷子(うちゅうのまいご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,497자 · 29화면

아오조라 문고

そういったのは、千ちゃんだった。

「ほんとうはぼくは火星までいってみたいんだけれどねえ。こんどは日数がたりないので、だめさ」

ポコちゃんは、小さい目をしばたいてそういった。

「月の世界にこれまでいったことがあるんですか」

と、きいてみた。

「いいや、こんどが、はじめてです」

「どんなものを目的に探険するのですか。貴重な鉱石かなんかをさがしにいくんでしょう」

「そうじゃないんです。ぼくは、月がなぜあんなに冷えてしまったかということをしらべたいと思うんです」

千ちゃんは、そういってから、かたわらのポコちゃんのほうをゆびさして、

「しかしポコちゃんは、ぼくとちがった、べつな目的で探険するといっています」

「ポコちゃんの探険目的はなんですか」

「ぼくはね、ちょっとたいへんなんだよ。月の世界へいって、生物をさがすんだよ」

ポコちゃんは肩をそびやかした。

「生物をさがす? だって月には生物がいないんでしょう。月は冷えきっているし、空気も水もないから、生物がいきていられないわけですね」

「それがね、ぼくは問題だと思うんだ。ほんとうに生物がいないかどうか、じっさい月の世界へいってよく探してみないことには、はっきりしたことはいえない。