후리가나로 읽는 일본 고전
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あんごのしんにほんちり
安吾の新日本地理
坂口 安吾의 安吾の新日本地理(あんごのしんにほんちり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,648자 · 26화면
こういうノロマだから熔岩原の表面は実に怖るべきデコボコだ。しかしこういうノロマな速力で、いつしか広い沙漠を二十米の厚さに埋めたのだから、根気のいいのと気前よく吐きだすのには呆れるね。同行の青年が、地底は穴である。それがいつ崩れるかそれは気がかりであると呟く心事が分らぬことはない。この活動はまだ相当つづくらしいから、そのうちに外輪山を破って海へ向って流れはじめるかも知れない。すでに、その時にそなえる用意は完了したそうだ。むかし、スベリ台というのがあったね。外輪山から海へかけては全島ジャングルであるが、間伏の方だけ不毛の砂丘が四百米ぐらい垂れさがっていました。そこへスキー回転競技式の曲線型にレールをしいてオモチャの自動車にお客をのッけてアッというまにすべり降りる仕掛けがあった。私もそれを用いて降りたことがあったが、あんまり、よその大人はそのような降り方に愛着がないらしく、スベリ台で間伏の方へ降りようというヒマ人の姿を見かけなかったものさ。物好きのアベックでもやらんという実に色気のないものだったね。いまや往昔私のようなバカモノを滑り降した代りに、この不毛の砂丘へ熔岩を落下させようという計略だそうだ。