후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あんごのしんにほんちり
安吾の新日本地理
坂口 安吾의 安吾の新日本地理(あんごのしんにほんちり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,044자 · 38화면
芸道にたずさわるものは、手に負えないバカなところがなければならぬものだ。バカなところも温室の草木なみだというのは、世間的にはスターでも芸道の素養に於ては要するにいつまでたってもタダの生徒、徒弟だという意味でもある。要するに大がかりで、良く出来た学芸会というのが今までの宝塚の性格なのである。
私は真夏の炎天の下を、七万坪の宝塚の遊園地を隅から隅まで廻って歩いた。イヤ、歩かされた。ここの案内者は活動屋のように進んで国辱を見せようと粉骨砕身する奇怪な風格はないから、つまり七万坪の隅から隅まで御自慢のものである。しかし宝塚の女子占領軍は多くのことには慾念がない。というのは、学問もないし、したがって興味もないし、サビを愛するような心境もない。当り前だ、ジジイやババアのようにサビを愛していられるものか、と抗議を申しこんではイケませぬ。どうも上方に知人があって、そこのウチに娘が居ると、来客に対してムヤミにお茶(オウスと云うのかね)を一服もりたがるのでこまる。もうタクサンだと云わないと二服でも三服でももりたがる。娘や婆さんが犬の出入口のような小さな穴からムリに現れて一服もるのである。