일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごのしんにほんちり

安吾の新日本地理

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾の新日本地理(あんごのしんにほんちり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,350자 · 39화면

아오조라 문고

この板ばりは敷居によって左右に開閉できるから、晴天の日はこの塀の戸を左右にあけて、二階に光を採り入れることができる。ガラス戸や雨戸がないころ、障子だけしかなかったころの産物であろう。ガラス戸や雨戸が自由にとりつけられる今日でも旧態依然というのは智恵のない感じがするが、これを工夫した当時としては相当の工夫であったに相違なく、ともかく一ツの建築文化を感じさせるし、総体に建物も大きく、延坪から言えば新潟あたりの小作農家の十倍以上はタップリあろうというものである。なお、屋根に多くのタクアンの重石のようなものをのせるのは、クギを用いないためであり、つまりクギによる雨モリを防ぐための当時の新工夫であったらしい。恐らく白川郷的な農村建築が先に在って、その屋根をゆるやかに改めることによって屋根裏の採光を工夫し、ワラぶきを軽いコッパぶきにすることによって積雪時の屋根の重量を軽減し、またクギの代りに重石をのせて雨モリを防ぐことを工夫した、という次第ではないかと考えられる。

とにかく飛騨の農家というものは、コッパぶきと重石だけは同じだけれども、独特の工夫もあるし、大きくもある。