일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あんごのしんにほんちり

安吾の新日本地理

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾の新日本地理(あんごのしんにほんちり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,350자 · 39화면

아오조라 문고

耕作面積が猫の額ほどしかない山国の飛騨の農家がはるかに立派で、日本有数の米どころたる新潟や秋田の農家が他国の農家の馬小屋の如くに貧困極まるものだというのはウソのような話だ。小作制度というものが論外の悪制度であったのが第一の理由には相違ないが、新潟や秋田の積雪の甚しさも論外なのだろう。冷害や水害や、辛うじて一毛作しかできないという風土の貧しさや暗さは、雪国の農民住宅にも、町の庶民住宅にも生々しく現れすぎている。建築の骸骨のようなものである。昔から骸骨のような家にしか住むことのできない雪国の庶民であった。

焼け残った都市が焼跡のバラック都市よりも汚く暗く侘びしいということは、銘記して我らの再建作業の課題とすべき重大事ではありますまいか。私は秋田市の裏通りを歩きながら、日本の暗さ悲しさにウンザリせざるを得ませんでした。保守党だろうと、進歩党だろうと、そんな区別は問題ではない。いやしくも庶民の代表たる政治家たるものが、庶民生活のこの暗さや貧しさに打たれないのがフシギではありませんか。祖国の力が尽きはてるほどの大戦争に敗北し、生活の地盤の大半が烏有に帰し、その荒涼たる焼野原へ不足だらけの資材をかき集めて建てたバラック都市ですら、焼け残った都市よりも立派なのだ。