후리가나로 읽는 일본 고전
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あんごじんせいあんない
安吾人生案内
坂口 安吾의 安吾人生案内(あんごじんせいあんない)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,732자 · 37화면
戦争がすんで、三年、四年ぐらいまでは、まだ平和だねえ。五年目から、いけないよ。都会の奴がアロハを着るうちはまだいいが、ギャバジンを着やがると、いけなくなるよ。都会の奴らがゼイタクになりやがると、日本はもういけねえ。世直しに戦争がはじまらなくちゃア、天下は平和にならねえな。
糸へん金へんの現役紳士とても待望の論理は同じことである。あまねくドサクサの一旗をねらう市井の戦争待望組も論理に変りはない。
しかし都会地の待望組は戦争の被害者で、焼けだされて産を失い、復讐戦の気構えであるから、境遇的に戦争を待望しても、たいがいは、本質的な好戦論者ではないのである。戦争のむごたらしさもだいぶ肌ざわりが遠のいたが身にしみてもいる。
しかし、農村はそうではないね。彼らが身にしみて知っているのは戦争中の好景気だけで、戦争の酸鼻の相は彼らとは無関係なものだった。空襲警報もどこ吹く風、バクゲキなどはわが身の知ったことではない。
したがって彼らが戦後の諸事諸相を咒い戦時の遺制に最大の愛着をもつのは当然の話であろう。特に天皇制こそは彼らにとって至上のものであろう。戦争がはじまるまでは、農村にも相当の天皇蔑視派がいたものだ。