일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごしたん

安吾史譚

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾史譚(あんごしたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,351자 · 23화면

아오조라 문고

なかった。

これを今日の教祖に当てはめて云うと、自発的に策をたて自力で術を行う踊る神サマやお光りサマ的ではなくて、参謀の手で神格化されたジコーサマの方にちかい。ジコーサマはすでにウバザクラで、演技力も低く、架空のセンデンにのみたよって自らは衆目を避け隠れているばかりである。それに比べると、四郎は衆目の前に現れて、常に堂々たる演技者であった。そして光を発するような美少年であった。ジコーサマとは段が違う。この段の違うところが四郎の抜群の才能ではあるが、しかし黒幕あっての名演技者であったこと、これが四郎の才能の限界であろうと思う。

四郎は説教が巧みであったというが、巧みな説教といってもいろいろで、特に聴衆の質と相応しているし、宣伝の内容や方法とも相応するものだ。神がかり的の白痴少年でも、宣伝の仕方一ツでその稚拙な特徴を生かすこともできるであろう。四郎が白痴でなく、普通よりも利巧な少年であったことは確かであろうが、それ自身が大芸術家や大宰相となるような才能ではなくて、ジコーサマと段はちがうが、それと同質の才能にすぎなかったと私は思う。演技力抜群の名犬であろう。