후리가나로 읽는 일본 고전
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たぬきじる
完本 たぬき汁
佐藤 垢石
佐藤 垢石의 完本 たぬき汁(たぬきじる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 133,158자 · 273화면
に語っている。――この癇癪は、少壮の頃、ふとしたことより男女の交わり叶わなくならせ給いたれば――と記したが、場所が場所のことにあるだけ、世間を憚って詳述を避けている。
ある時、越前慶永が閣老久世大和守に、
『大奥では、若君の生まれるのを待ち奉っている』
と、語ったところ、大和守はこれに、
『おのれらは心しても、子の生まれ侍るには困じぬれど、上にはそれに事かわりて、御子生まれさせ給うべきも木っ根この座さねば、如何にかはせん。なさけの道おくれたる婦女共なればさるおふけなき事を祈るならん』
と、答えた。
家定の室は、島津斉彬の養女篤姫で、安政三年十一月十一日藩邸から本丸へ入輿したのであるが、将軍のからだがこんな訳であるから、篤姫一生の心身は、お察しして見て哀れである。
桜田門外に邸を持つ彦根城主井伊直弼は、安政五年四月二十二日、このような将軍の下に大老となった。井伊の擅政は、これを出発点とする。
当時、京都に流言が盛んに起こった。
――将軍より上奏する所の条約一条、朝廷においてご聴許ない時は、大老らは承久の故事を追い、鳳輦を海島に遷し奉るか、さもなくば主上を伊勢に遷し両宮の祭主となし奉るべし――