후리가나로 읽는 일본 고전
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いえ
家
島崎 藤村
島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 126,748자 · 254화면
そうすると、君、阿爺のことが胸に浮んで来る……母親さんのことも出て来る……」
冷い壁の下の方へ寄せて、隅のところに小窓が切ってある。その小窓の側が宗蔵の病躯を横える場処である。
宗蔵は言葉を継いだ。「阿爺と言えば、阿爺の書いた物を大分君の留守に調べたよ。それから僕の持ってる書籍で、君の参考に成るだろうと思うようなものも、可成有るよ。ああいうものはいずれ君の方へ遣ろう。君に見て貰おう」
部屋の前は、山茶花などの植えてある狭い庭で、明けても暮れても宗蔵の眺める世界はこれより外は無かった。以前には稲垣あたりへよく話しに出掛けたものだが、それすら煩さく思うように成った。彼の許へと言って別に訪ねて来る人も無かった。世間との交りは全く絶え果てた形である。
町の響が聞える……
宗蔵は聞入って、「三吉さん、君だからこんな話をするんだが、僕だって、君、そう皆なから厄介者に思われて、ここの家に居たく無い。ことしの夏は僕もつくづく考えた……三四日ばかり何物も食わずにいてみたことも有った……しかし人間は妙なものさね、死のうと思ったッて時が来なければ容易に死ねる訳のものでは無いね……」