후리가나로 읽는 일본 고전
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いえ
家
島崎 藤村
島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 126,748자 · 254화면
と稲垣の娘が言った。
「ええ、そうよ、お雪叔母さんよ」とお俊も笑った。
「稲垣さん、種々御尽力で難有う御座いました」と実は更に盃を差した。
「酒はもう沢山」と稲垣は手を振って、「今夜のように私も頂いたことは有りません」
「こんな嬉しいことは無い」と実は繰返し言った。「私一人でも今夜は飲み明かさなくちゃ成らん」
「三吉――宗蔵はお前の方へ頼む。今度田舎へ行く序に、是非一緒に連れてッてくれ」
こう実は、婚礼のあった翌日、三吉に向って茶話のように言出した。
巣を造るか造らないに最早こういう難題が持上ろうとは、三吉も思いがけなかった。お杉やお倉ですら持余している宗蔵だ。その病人の世話が、嫁いて来たばかりのお雪に届くであろうか、覚束なかった。実の頼みは、茶話のようで、その実無理にも強いるような力を持ていた。とにかく、三吉は田舎へ発つまでに返事をすることにした。
一方に学校を控えていたので、そう三吉もユックリする余裕は無かった。不取敢、森彦、宗蔵の二人の兄に妻を引合せて行きたいと思った。
名倉の母達が泊っている宿からは、柳行李が幾個も届いた。「まあ、大変な荷物だ」と稲垣も来て言って、仮にそこへ積重ねてくれた。