일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ずいひつ よせばやし

寄席囃子 正岡容寄席随筆集

正岡 容

正岡 容의 寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,259자 · 222화면

아오조라 문고

紙切りの正楽がいる、故柳枝(春風亭・七代目)門下の目の悪い若い前座がいる。

「何しろ日本の爆撃機が戦闘機を追い駆けていくってじゃありませんか、あなた」

火鉢へ手をかざしながら正楽は、

「ソそんなあなた、それじゃ鼠が猫を追い駆けているようなもんでさ、ねえ」

「……強い……何にしても強い……」

嘆ずるように左楽老人が口を開いた。昔、乃木将軍の幕僚として日露の役に走せ参じ帰って来てから軍服で高座へ押し上がり、「突貫」や「凱旋」という時局落語に一躍人気者となってしまったこの人。「乃木さん」もしじゅう演っていたが――。いつまでも丈夫ではあるが、めっきり年とともに色が黒くなり、シミだらけになってしまったこの老勇士の顔を、しみじみと私は見つめた。

「年の暮れでこの寒さで、この戦争で、だのにこんなにお客様がやって来てくださる。みんな皇軍大勝利のおかげですよ」

子供が大好きなお菓子を貰ったよりもまだ嬉しそうに、目の悪い若い前座は顔全体を雀躍させてはしゃいでいた。この人のこの時の顔を生涯私は忘れないだろう。拍手が起こって服部君が下りて来た。

凩が、しきりに格子窓の外で吹き荒れていた。