후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ずいひつ よせばやし
寄席囃子 正岡容寄席随筆集
正岡 容
正岡 容의 寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,259자 · 222화면
だのにこの男、一向に売れなかったという挿話に至っては、層一層とおもしろかった(この男が久保田万太郎氏の『末枯』の扇朝、すなわち春風亭梅朝爺さんの前身であるとのちに志ん生は私に語った)。ようするに『寄席』という私の小説を主に、これら明治大正の噺家世界の愉しいエピソードを従に、まさしく志ん生の話術は時として講談であり時として落語であり時として人情噺であり、同時にそれらのいずれでもないひとつの新世界を開拓してみせてくれたのだった。骨折り甲斐のあった仕事だったといっていい。
「御難をして熱海の贔屓を頼っていく一節などいかにも実感があって志ん生の自叙伝を聴く思いがあった」
と安藤鶴夫君はその日の批評に書かれたが、ほんとうにそのとおりだった。
「もはや一流人である同君がこうした野心作品を示し、しかも相当の効果をあげたことに脱帽したい」
私自身も、同じ頃あるところへこう書いた。
今夏彼が発表した「圓朝」についてはそのうちあらためて書くつもりなので、ここでは言わない。ただ原作にないいい物語が時々用意されていて、それがそれぞれ私をして書きたい欲望を起こさしめるに足るほどの話だったことなど、特筆しておいてよかろうと思う。