후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ よせばやし
寄席囃子 正岡容寄席随筆集
正岡 容
正岡 容의 寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,259자 · 222화면
鴨下画伯の言われる「奇想天外」の味は、「町内の若い衆」にある、「寝床」にある、「強情灸」にある、「らくだ」にある、「火焔太鼓」にある、「佐平次」「白銅」もわけもなくおかしい。「寝床」「らくだ」の彼の独自なギャグや扱い方についてはすでに他に書いたが、「町内の若い衆」の下層街のおかみさんの活写とその警句百出に至っては、ちょっと他に類をみない。あのようなささいな噺を、あのようなおかしい愉しいものにした功績は、永らくこの道に記録されてよかろう。
「強情灸」で灸の熱さを説く男が、
「熱いのなんのってこの間なんか、あまり熱いンでバーッと飛び上がって天井を蹴破ってそのままどこかへ行っちゃった男がある」
なども、彼のギャグのすばらしさの最たるものだろう。だって考えてもみてくれたまえ、化け猫じゃあるまいし、そんな君、天井を蹴破るなんて……。
もしそれ「お直し」に至っては最後近くあの特異な生活の夫婦の愛情に高潮するあたり、劣等感は微塵も起こらず、まさしくモーパッサンあたりの名小説を読むの思いがある。これは不朽の逸品といえよう。大切に綿に包んでとっておきたい気さえ、私はした。