후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ よせばやし
寄席囃子 正岡容寄席随筆集
正岡 容
正岡 容의 寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,259자 · 222화면
E師は私の母校たるK中学の英語教師から講談師に転身したのであるが、私が入学した時分には、もう薄暗い昼席の釈台を叩いて、若い講談ファンをよろこばせておられたから、英語の方の開眼はさせてもらわなかった。
前置きが長すぎてしまってごめんなさい。
このE師を、仲間があだ名して「尾形清十郎」という。尾形清十郎とは、落語「のざらし」へ出でてくる、向島へ釣りに出かけて路傍の骨に回向をし、その晩、その骨が艶麗の美女となって礼に来て喋々喃々、おおいに壁一重隣の八さんを悩ますあの老人であるが、わがE師もまた、日頃、とにかく鹿爪らしいことを並べ立てながら、じつはまったくさにあらずで、おおいにその道のエキスパートにましますというあだ名なのである。
それにしてもE師の情痴はあくまでE師らしく、彼女と同衾の真っ最中でも、抱擁の最高潮時でも、いちいちそのこと自身にいやに糞真面目な理屈がついて廻っていて、それがよほどおかしいのである。
なかんずく、おでこのしゃっぽと言うあだ名ある(よくあだ名が出るが)情人が出きた時の話など、E師の面目躍如たるものがある。おでこのしゃっぽとは、おでこがしゃっぽ(帽子)を冠って歩いてるような顔だという意味。