후리가나로 읽는 일본 고전
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かんえいぶどうかがみ
寛永武道鑑
直木 三十五
直木 三十五의 寛永武道鑑(かんえいぶどうかがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,633자 · 26화면
そう云いながら、もう、その人の顔が、だんだんぼんやりとしか見えなくなってきた。
(わしは、立派に戦った。見ていた人が知ってくれよう。一人が荒木、一人が桜井と、後で判ったなら、知っている者は、わしを称めてくれるだろう。御前試合へ出ても、出なくても、心懸けある士は同じだと――妻に一目――家中の者にも詳しく話をしたいが――ここの人は、伝えてくれるかしら――又五郎の助太刀だと思って、悪く云うか?――いいや、志のある人には判るだろう)
そう思っている内に、耳も聞えなくなってきた。
(わしは、もう駄目かも知れん。然し、士として、武術家として、立派に働きもしたし、考えもした。誰かが――いいや、妻だけでも、あいつだけは、知ってくれる。それでもいい――)
半兵衛は、灰色の中に、自分と妻と二人ぎりの所を見た。
附記 伊賀越の仇討は、荒木方四人、又五郎方士分、小者ともで、合せて十一人と、藤堂家の公文書「累世記事」にも残っているし、その外俗書にも、同じであるが、一竜斎貞山(二代目)が、附人を三十六人にして、これが当って以来、すっかり、この方が一般的になってしまった。この桜井半兵衛の如き、二十三歳で、立派な武士だが、本当に紹介されていないのは、遺憾である。