후리가나로 읽는 일본 고전
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かんえいあいあいがさ
寛永相合傘
林 不忘
林 不忘의 寛永相合傘(かんえいあいあいがさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,530자 · 15화면
「これは困ったことになったな。まぐれ当りに好い点を取って来たのはいいが、ここでへまをやっちゃあすっかりお里が知れてしまう。なんとかうまい工夫はないものかしら。今まで寺中にさからって当ったんだから、今度も一つ逆に出てみようか。ふふふ、すると甚吾のやつめ、なんのことはない俺に正案を教しているようなものだて、うふっ。」
と、表むきはえらそうに刃すじを見守っていると、刀身の三分の二手元へ近い、その道で腰と称するところに、横にかすかに疵があるのが眼についた。さっき甚吾が切込みと指摘したのはこれである。
切込みとは戦場で敵の刀を受けた痕のことで、疵は疵だが賞美すべきもの。だが、ここに、この切込みに似ておおいに非なる純粋の疵に、刃切れというのがある。これはすべて横にある焼疵で、一つでも結構ありがたくないが、こいつがいっしょに幾つもあると、それを百足しなんと呼んで、ことある際に折れるかもしれぬとあってもっとも忌みきらったものだ。
いま十郎兵衛が、この疵を見ていると、だんだんそれが、切込みではなくて、刃切れも刃切れ、百足しなんのように思えてきた。
「はてな。」
と彼は大仰に眉をひそめた。