후리가나로 읽는 일본 고전
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てらだせんせいのついおく
寺田先生の追憶
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 寺田先生の追憶(てらだせんせいのついおく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,152자 · 26화면
と言って、上機嫌で帰って行かれた。
水素の実験は、その後Y君が理研でずっと続けて、Y君にとっては殆んど半生の仕事となった。私はその後爆発の方とはちょっと縁が切れていたのであるが、数年前、北海道の炭坑でメタン瓦斯の爆発が頻々とあって、それを防止する意味をかねて、メタンの爆発の研究をしたいという人が出て来た。炭坑の爆発はその後もかなり頻繁にあって、時局柄重大な問題なので、私もその人と一緒に少し手をつけて見たことがあった。考えて見ると、条件は飛行船の爆破の場合とよく似ているので、昔の実験を思い出して、水素をメタンに置き換えるだけで直ぐ仕事にとりかかることが出来た。
結果は水素の場合とよく似ていて、唯色々な燃焼伝播の特性が、メタンの場合にはもっと著しく現われることが分った。十五年前にあの暑い実験室の片隅で毎日採っていたグラフと質的には全く同じ結果を、今日北海道の実験室で熱心な助手の人が、炭坑の爆発に関聯した問題として得ている姿を見て、此処にも因縁のようなものを感ずる機会があった。
水素の爆発の研究には、ちょっとした劇的挿話があった。それは丁度その頃或る航空船が、飛行中全く原因不明で、或る場所の上空で爆破したことがあった。