일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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「てらだとらひこのついそう」あとがき

寺田寅彦 わが師の追想

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 寺田寅彦 わが師の追想(「てらだとらひこのついそう」あとがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 31,239자 · 65화면

아오조라 문고

圧縮による墨膜の固化

この眼に見えぬ脂の薄層もまた暫くすると固化してしまうので、第二の割れ目はその所を直線的に交錯して出来るのである。この眼に見えぬ脂の薄膜は固化はしても、墨膜の固化したものよりも脆いことが分かった。

圧縮による墨膜の固化

墨膜は横から圧縮することによってもまた固化することが次に知られた。長方形の皿に水道の水を一杯入れ、その上に墨膜を作る。そして綺麗に洗った硝子板を水中に立てて、第五図に示すように、皿の縦の方向に静かに動かして、墨膜を横から圧縮する。硝子板を進めて、墨膜が初めの面積の1/10くらいまで圧縮すると、星状の割れ目が出来、膜が固化したことを示す。その時硝子板を戻すと、墨膜はそれにつれて拡がって来る。そして脂のついた針で触れると、今度は円形の孔が出来る。即ち圧縮によって固化した墨膜は、旧の形に膨脹させることによって、再び液状の膜に返ることが分かった。この固化と液化とは何度もくり返して生ぜしめることが出来た。これは非常に面白い現象である。

「第五図」のキャプション付きの図

第五図

ところで水道の水の代わりに、蒸溜水を使ってこの実験をしてみると、いくら圧縮しても墨は固化しないのであった。