후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
どこからか早い夕餉の油揚焼く匂いの流れてくる七軒町の裏長屋までかえってきた。
連日の雨で不忍の池の水量がよほど増しているのだろう、腐れかかった溝板を踏むたび、ザブザブ青水泥が溢れてきて、溝板の割れ目から豆粒ほどの青蛙がピョコピョコ飛び出してきた。
「阿母さん、只今」
やっと破らずに戻ってきた番傘の雫を切って圓朝は、半分だけ閉めてある我が家の戸へ手を掛けた。
「お困りだったろう、次郎吉」
このごろすぐ眉間へ深い立皺の寄る、年よりはぐっと老けた母親のおすみがオロオロしたような顔を見せて、土間まで迎えてきた。
その足許に、見馴れない男物の足駄がひとつ。
「オヤ阿母さんどなたかお客様」
いつにないことと圓朝は尋ねた。
「待っておいでなのだよ。お前がでてゆくとすぐおいでになって……」
そっと後を振り返って母親は、
「お前、ねえお前、あのお前の高座をお聴きになってね、お弟子にしてくれってお方なんだよ」
「エ」
思わずドキッと圓朝は奥をみつめた。
三
一年目。まる一年目。
いまお詣りをすましてかえれば、自分のような若輩の高座を聴いて、弟子になりたいというものがきて待っていようとは……。