후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
「…………」
ドキンとしたように振り向いて圓朝は、あわてて華奢な手の甲で涙を隠した。
「いま俺、あまりくさくさするから富士見の渡しンとこまでいってボンヤリ立ってたら、渡し舟ン中から馬道師匠が上がってきてね、すっかり聞いちまった圓太のことを」
今度急に圓太が看板を上げられたのは堀留のほうの船宿の後家さんをほかして入り込み、そこへ圓生はじめ三遊派の主立った人たちを毎晩のように連れてきては酒よ妓よとチヤホヤもてなした、三遊派の人たちと圓生別懇の者は、だいたい何しろ二度三度とこのもてなしに与かってしまったものだから、どう本人が半チクな芸だとて、圓太を襲がせないわけにはゆかなくなってしまったのだということだった。
「だから、だから師匠、誰も苦情をいわなかったんだって。でも大師匠はじめとんだだらしがねえや、あの野郎に酒と妓でいいようにされちまうなんてねえ」
忌々しそうにこういって、
「でも偉いねえ文楽お師匠さんだけは。何べんあいつがさそいをかけてきてもいっぺんも御馳走になりに行きなさらなかったんだって」
とたんにガラリと格子が開いた。人の訪う気配がした、すぐ飛んでいった萬朝が、