후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
やがてそれが身体全体くらいの大きさにといえば話が嘘になる、宝珠の玉くらいの大きさになって心をグイグイ締め付けてきたのだった。お月見の前の晩あたりからわけの分らない熱がではじめて、ドッと次郎吉は寝込んでしまった。
枕も上がらない大病。幾日経ってもよくなっていく気配がなかった。ばかりか、だんだん悪くなっていった。
気荒のガチャ鉄も病人に打ち込む手鉤はなかった。ばかりかたいへん心配してある日、釣台で次郎吉を湯島までかえしてよこした。
「どうしてそうお前は駄目なのじゃ、今度は辛抱してくれるかとおもえばまたこのように……。古えより一人出家をすれば九族天に生ずるというが、その九族に憂いのみ抱かすればのう、少しはお前後生のほども恐しいとは……」
翌日の午下り、話を聞いて駈けつけてきた玄正は、薄汚れた鼠いろの衣の袖をかき合わせながら秋晴れの天神様の女坂のクッキリと見える明るい裏二階に寝かされている次郎吉の枕許にピタリと坐って太い眉をしかめた。ギロッとした目が愁いを含めて、よほどの高熱なのだろう杏いろに上気している次郎吉の双の頬を、心許なげにみつめていた。天神さまの神楽囃子がのどかにのどかに聞こえてきている。