후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
町役人という名のあるだけに、家主と口を利くのも窮屈千万でならなかった。従って仮にも義理の親子であるのに、いつも玄正とさしで話すたんび、店賃の借りのある大屋さんの前へ出た熊さん八さんでもあるかのよう、わけもなく圓太郎は玄正に対し、ヘイコラしてしまうのが常だった。
さて今度その二人から膝詰で、小圓太の次郎吉を高座から退かせろと談じ付けられたのだった。
ウンもスーもなかった、世にもだらしなく呆気なくものの見事に承諾するのやむなきに至らされてしまって、即ち次郎吉はその日のうちに落語家を廃めさせられ、この日暮里南泉寺の兄玄正の手許へと連れてこられてしまったのだったが……。
「……つまんねえなあ俺」
もうとっぷりと暮れつくしてしまったそこら中を、やっと涙の顔を上げて見廻すと、世にも悲し気に呟いた。
見れば、暗い本堂のほうには微かに寒々とした燈火のいろが動いている。それが破れ障子へ、ションボリ狐いろの光りを投げかけている。
……いまのいま瞼に浮かんだ父圓太郎の頬照らす吹抜亭の高座の灯のいろとは似ても似つかぬ侘びしさだった。
ボーン……ボーン……。
どこか、ほかのお寺からだろう、梵鐘の音が闇を慄わして伝わってきた。