후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
大へんな芸を持っている師匠だ。何だか身体中の汚れたものがすっかり掃除されつくしてしまったあとのような爽々しさを、小圓太はおぼえた。
つくづくいい師匠をとったとおもわないわけにはゆかなかった。
「御苦労さまで」というのをつい忘れてしまっていたくらい小圓太は、ボーッとなって聞き惚れていた。
その晩、かえってくると師匠はからすみだの、海鼠腸だの、鶫の焼いたのだの、贅沢なものばかりいい塗りの膳の上へ並べて晩酌をはじめた。お神さんは風邪気だとてすぐ寝てしまったけれど、師匠はいつ迄も盃を重ねていた。南泉寺の和尚さまのお給仕たあ、わけがちがう。見るから美味しそうなものを召し上がっておいでなすってて、お給仕してても心持がいいや。再び二年前の日暮里の暮らしをおもいだして、仄々とした喜びに、しばらく身内を包ませていた。さあおつもりにしようといって師匠が切り上げたときはもうよほど遅く、おしのどんなんかつとに寝ていた。お膳を下げてから台所で切干大根の煮たので冷飯をかっこんで厠へゆくと、いつか冷たい風が吹きだしたらしく、月明りで窓の障子へ真黒く映る笹寺の笹がしきりに音立てて揺れていた。