후리가나로 읽는 일본 고전
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やまのゆざっき
山の湯雑記
折口 信夫
折口 信夫의 山の湯雑記(やまのゆざっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,401자 · 11화면
こんな風にして、寝しなに這入る湯まで、日に幾度這入ったか知れない。冷える湯のせいで、あまり湯疲れを感じなかったからだろう。
一時が廻ると、西側の縁から日がさしこんで来る。山の日は暑いけれど、ほとりを伴うて居ないから、じっとして居れば、居られない程ではない。が、三時半にかっきりと、前山の外輪にそれが隠れて、直射は来なくなる。それまではきっと出あるく事にして居た。
古くから聞えて居る最上の高湯と、山は隔てて居るが、岩代の国の信夫の高湯と、それに此白布と、五里ほどの間に、三つの高湯がある。峡間の湯でなくて、多少見晴しが利く位置にあるからの称えである。
白布の高湯は、少し前がつまって居るが、其でも、両方から出た端山間に、遠い朝日嶽など言う山の見える日が多い。見渡しの纏って居て、懐しい感じのするのは、何と言っても、信夫の高湯だろう。だが、米沢・新庄・鶴岡などの駅々で見た、宣伝びらでは、今年は信夫の湯に力を入れて評判を立てたようだから、定めてあの山の上の数軒しかない古い湯宿が、立てこんだことだろう。作事小屋・物置部屋などに、頼んで泊めて貰った客などもあるであろうと思う。