일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

さんがくじょうど

山岳浄土

中村 清太郎

中村 清太郎의 山岳浄土(さんがくじょうど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,724자 · 10화면

아오조라 문고

やがて山はにおいのうすれるにまかせ、しまいには伽藍やぶれ、壮厳毀たれ悲痛なぬれ仏をのこす廃寺のようになるときさえこないとはいえない。これをまもるのは、一に山に縁をもつひとの心にある、この神妙な心のもちぬしこそいよいよでて多きをうれえない。いわんや自然は粛々としていきている。たとえば十余年をへだててみた剣池の平では、鉱山のダイナマイトのひびき絶えて仙人の池畔疎林がしげり、南越餓鬼田圃あたりの樹草や種池棒小屋乗越辺の疎林さえなんと蓊鬱をくわえたことか、またきくところによれば、高瀬奥では水電の導水路(?)のコンクリートがくさり、木管にかえたとか。これらはなにを物語るものであろう。

秩父おろしがまた背戸のけやきに音をたてる。――田部君や木暮君と雪の大菩薩ふるみちや三宝甲武信飛竜などの旅もわすれられないが、なかにもあの山裏梓山の高原は魅力があった。年の暮れのあそこはまた荒涼としてうつくしかった。紅葉のなかば粗枝にのこってなかば薄雪に委した十文字峠を越えてはいったこともあり、雪の金峯を星明かりにふみわけ、つまさきをしびらせつつ越えてもいった。まだ戦場ガ原に落葉松の大木が林立していたころのことだ。