후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あずさがわのじょうりゅう
山岳紀行文集 日本アルプス
小島 烏水
小島 烏水의 山岳紀行文集 日本アルプス(あずさがわのじょうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 138,795자 · 274화면
のは、この奇怪な山々で、追分に立てた路標の石も、峠の茶屋の婆さまも、天外に高く懸れる示現は、別に説明のしようもないから、夏もなお「山は雪が残っているずらあ」と感嘆するくらいなものだ、百人の中に一人歴史家が来る、名もなき山よ山の奥にも年代やあると、怪訝な顔して過ぎてしまったろう、また一人画家が来る、山の紫は茄子の紫でもない、山の青は天空の青とも違う、秋に殞ずる病葉の黄にもあらず、多くの山の色は大気で染められる、この山々の色の変化は、全能の手が秘蔵のパレットを空しゅうして塗った山だ、竟にこれ我物ならずと、呟いたことであろう、宗教家が来る、博物学者が来る、山の黙示、水の閃めき、人の祈るところ、星の垂るところ、雲の焼くところ、かしこに自然の関鍵を握れるものありと、羨ましくおもったろう、馬士が通る、順礼が通る、農夫が鍬取る手を休めて佇む、諸ろの疲れ、煩い、興奮は、皆この無辺際空の大屏風へ来て行き止まりとなる。想像するがままに任せた山、感情を塗りかえした山、その山の暗き森と、深い谷、過去へと深く行き、遠く行くだけ、紀念は次第に成熟する、石の上を走っている